統合失調症をはじめとする精神疾患になると、不眠症状に悩まされる方が多いと思います。
不眠が続けばストレスが溜まっていき、余裕がなくなることでちょっとしたことでも大爆発を起こしてしまいます。
睡眠は当然ですが、私たちのような支える側の人間にとっても重要です。
しっかりと休むことができていないと、病気に対する対応に余裕がなくなってしまい、最悪症状を悪化させてしまう可能性があるからです。
今回は不眠に効果的な飲み物について書きました。
不眠症状になるとすぐに眠剤を足したり、薬を変更して対応してしまいがちですが、身体への負担が大きいので薬に頼らない方法も知っておいて欲しいと思います。
こめ田
目次
不眠にはテアニンを多く含む飲み物が効果的
テアニンは臨床試験において、様々な効果が確認されている。
テアニンを摂取することにより、リラックスの指標であるα波の発生が30-40分後に確認されている。50mg摂取では不安傾向の低い人に、200mg摂取では不安傾向の高い人においてもリラックス効果が認められている。
抗ストレスについても同様に効果が確認されている。人にクレペリン型暗算課題でストレスをかけ、ストレス負荷により変動する心拍数、唾液中の免疫グロブリンA、主観的ストレス感をみたところ、テアニン摂取でストレスの抑制が認められている。
睡眠に関しては、テアニン摂取により睡眠の質の改善が報告されている。中途覚醒の減少が認められたほか、被験者へのアンケートにより起床時の爽快感、熟眠感、疲労回復感の改善が認められている。引用:Wikipedia
テアニンを多く含む飲み物は【”水だし”の緑茶】
不眠に効果的なテアニンを多く含んでいる飲み物は、実は「緑茶」なんです。
ふつう、緑茶と聞くと
「カフェインが多いからむしろ目が冴えてしまうんじゃ?」
と疑問に思うかもしれません。
確かに緑茶はカフェインを多く含む飲み物ですが、ある方法を使うとカフェインをほとんど出さずにテアニンを抽出することができるんです。
それが「お茶の淹れ方」。
緑茶をお湯ではなく”水”で淹れることで効率よくテアニンを抽出できるんです。
緑茶は温度によって抽出される成分が違う
緑茶は温度によって抽出される成分が違うって知っていましたか?
実は、眠りの妨げとなるカフェインはお湯の温度が高くないとほとんど抽出されません。
つまり、冷水で淹れることで、カフェインをほとんど出さずにテアニンを抽出することができます。
温度は0.5度くらいの水が抽出に最も適しているので、氷水を使用するのがベストです。
不眠に効果的な【水だし緑茶】の作りかた
作り方は非常に簡単です。
緑茶のパックを「氷水」に入れて2~3時間置くと完成。
たったこれだけ。
ただ、注意して欲しいことが1点、
水は軟水を使用してください。
硬水の水で淹れると、変色や味が変わることがあります。
日本の水はほとんどが軟水なので水道水で淹れてもかまいません。
しかし、塩素が含まれているのでどうしてもカルキ臭さが残ってしまいます。
臭いが気になる人は、水道水をまず沸騰させてから冷まして使用してくださいね。
我が家では沸騰させる手間を省くため、ミネラルウォーターを使用しています。
時間が大幅に短縮できるのでオススメですよ!
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水出し緑茶を飲むタイミングは?
コップ1杯の水出し緑茶を入眠の約1時間前に飲むようにしましょう。
ただし、個人差があるので時間は調節をしてみてください。
よく夜中にトイレに行くのを嫌がって水分を控えようとする方がいますが、脱水や等の危険があるので
今回紹介した水だし緑茶以外でもいいので、水分を摂取してから入眠することをオススメします。
まとめ
- 不眠にはテアニンを含む飲み物が効果的
- テアニンを多く含む飲み物は「緑茶」
- 緑茶は氷水で抽出するとカフェインがほとんど出ない
緑茶に含まれるテアニンにはリラックス効果があるので、不眠に悩んでいる方は是非、水だし緑茶をためしてみてくださいね。
水だし緑茶は作るのに2~3時間と結構な時間がかかるので、市販のペットボトルの緑茶で低温抽出のものを選んで飲むのもいいですね。
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