統合失調症になると聴覚過敏になる?その原因と家族の対応方法

「今まで平気だった生活音が気になる」「ちょっとした音にびっくりする」

統合失調症の人はとにかく音に敏感です。

この症状はプレパルス・インビヒジョン(PPI)の低下が、関係しているといわれています。

 

この記事ではプレパルス・インビヒジョン(PPI)と統合失調症の関係と、わが家で行っている対応方法について書いていきます。

この記事を読むことで、統合失調症の人が日常生活でどのような事で悩んでいるのかがわかります。

 

 

プレパルス・インヒビジョン(PPI)とは

突然、目の前で大きな音が鳴った場合、あなたはどの様な反応をしますか?

誰でも驚いて目を閉じますよね。

でも、その直前に小さな音が鳴っていると、不思議なことに同じ大きさの音を聞いてもそこまで驚くことがないんです。

プレパルス・インヒビジョン(PPI)とは大きな刺激(パルス)の前に小さな刺激(プレパルス)が先行することにより、直後の大きな刺激を大幅に抑制する現象のことです。

こめ田

誰もがもっている体の抑制システムだよ。

統合失調症とPPIの関係

統合失調症の人は一般の人に比べて、プレパルス・インビヒジョン(PPI)が低下していることがわかっています。

統合失調症の人が騒音や人ごみが苦手なのは、このPPIが低下することにより周囲の余計な感覚情報を上手く遮断できなくなってしまうからだそうです。

 

家族・パートナーにできることは?わが家の対処法

統合失調症の人はPPIの低下により、周りの余計な感覚情報まで受け取ってしまっています。

患者が100人いれば100通りの症状が出ます。わが家の対処法を書いておくので、あくまで一例として見てください。

音の出る機械を動かすのは1台まで

音は最もストレスの原因になりやすいです。TV・掃除機・洗濯機・食洗器、これらを動かす時は1台だけにしています。

ただ、洗濯機や食洗器などの音が聞こえない部屋に移動すれば複数の機械を動かしていても問題ないので、TVや動画を見ることができます。大切なのは音を重ねないことです。

会話をする時は音が出る機械を止める

テレビを切る

会話に集中できるように、会話をする時は音が出る機械を止めています。

部屋を散らかさない

目につくものも情報です。衣類が散らかっていたり、洗い物が溜まっているとストレスを感じます。

定期的に掃除を行い、物を置く場所はある程度決めておきましょう。

とは言っても毎日完璧に掃除をするのは難しいので、多少の散らかりは許してもらっています。

こめ田

部屋がきれいすぎると、逆に「この状態を維持しなくちゃ」とプレッシャーになってしまうこともあるんだよ。

人ごみをなるべく避ける

外出する際は人ごみをなるべく避けるのがベストです。

『元気な場所より静かな場所』を意識してみましょう。

曜日や時間帯を少しずらすだけで、びっくりするくらい人がいなくなるので、事前に調べておくといいですね。

どうしても人ごみの中に入っていかなければならない場合は、『聴覚過敏用の耳せん』や『デジタル耳せん』を使うと負担が減ります。

ちょっと目立ちますが『防音イヤーマフ』というものもありますよ。

視線や明度が気になる人には色の入ったサングラスで情報を減らしてあげるとストレスが減ると思います。

症状を軽くみない

『普段は気にならないことが気になる』って自分たちが想像するよりもかなりしんどいです

「そんなことで?気にしすぎだよ」

と思わずに、ゆっくり話を聞くところから始めましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です